弊社と“ミスタープロ野球”長嶋茂雄氏とのご縁は、1991年に初開催された「ロイヤルグローバルサロン全国大会」の記念すべき第1回にて、特別講演を賜ったことに始まります。
その当時、長嶋氏が講演をなさる機会は限られ、多くの依頼の中から年間わずか数社のみ。そんな中で、野球という道を極められた長嶋氏に「極める」という想いを共有したい ー美容という道を志し、その道を極めた全国の美容師100余名の方々に向けて直接語りかけていただきたいー という弊社の熱い願いに、その1社として快く応えてくださいました。
そのご講演の中で長嶋氏は、ソウルオリンピックや東京での世界陸上にリポーターとして携わるなかで出会われた、女子100m・200mの世界記録保持者でアメリカのフローレンス・ジョイナー氏とのエピソードを語ってくださいました。
「彼女が願うことの第一は“美しくなりたい”、そして第二が“世界新記録”だった。」
その言葉に深く感銘を受けられた長嶋氏は、講演に参加していた美容師の皆様に向けて、こう語りかけられました。
「是非、日本の女子スポーツ選手を今以上に美しくしてあげてください。」
そのお言葉は、今も私たちの心に鮮明に刻まれ、昨日のことのように思い出されます。
また長嶋氏は「これからは“スーパースターを創る時代”が来る」と語り、才能ある子どもたちを早期に発掘し、英才教育によってその芽を育てていく未来を見据えておられました。その志は野球界にとどまらず、日本のスポーツ界全体へと向けられ、多くの競技の発展に寄与されました。
タマリスにとっても、あの講演は心に深く刻まれるかけがえのない記念となっております。長嶋氏からいただいたお言葉と精神を忘れることなく、美容業界の発展と次代を担う人財の育成に、今後も一層努めてまいる所存です。この場をお借りし、改めて心より感謝申し上げます。
野球界に不滅の足跡を残されたことはもとより、スポーツという文化そのものを通じて多大な功績を遺された、稀代のスーパースター長嶋茂雄氏。
そのご生前のご厚情に、あらためて深く感謝を申し上げるとともに、偉大なるご功績を偲び、心からご冥福をお祈りいたします。
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